ヨーロッパでの研究

先にも述べましたが、スギナは何処にでも生えて根を張るので、日本では嫌がる人も多いのですが、ヨーロッパでは古くから栄養価が非常に高い薬草であると認知され、多くの人がその優れた薬効に注目し、多用しています。

自然療法士としても著名なドイツのセバスチャン・クナイプ神父は、「スギナは出血、腎臓疾患、肝臓疾患、結石、カリエス、ガン性の腫瘍に効く」と明言しています。

また、スイスのキュンツレ神父は、「ある年齢に達したら、毎日スギナのお茶を飲むべき」と語り、オーストリアのリヒャルト・ビルフォートは「スギナを長期飲用すればガンの進行は止まる」と力説しています。

さらに、ドイツのボーン博士は「スギナは腎臓疾患にとって良薬で、体のむくみも治る」と推奨しています。

漢方の古典でも

中国・明の時代の医師、李時珍が薬学著作『本草綱目(ほんぞうこうもく)』にも、スギナの効力は、

  • 腫瘍を崩して消す
  • 尿の出を良くする
  • 心臓や血管を丈夫にする
  • 高い血圧を下げる
  • 膵臓の機能を活発にして糖尿病を改善
  • 体内の出血を止める
  • 熱を下げる
  • 咳を止める
  • タンを切る
  • 喘息を抑える
  • 月経不順を治す
  • 細菌に冒された泌尿器官を正常に戻す

    などが明記されています

スギナの成分 

スギナの有効成分は、カルシウムや亜鉛、マンガンなど約二〇種類のミネラルや、βカロチンやビタミンB群、Dなど各種ビタミン、細胞内に発生した活性酸素を分解する酵素のSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)と多種にわたります(表1)。

特にミネラルを多く含んでいます。例えば、スギナのミネラルの含有量をほうれん草と比較すると、カルシウムは一五五倍、カリウムは三倍、鉄は一五倍、銅は五倍、亜鉛は六倍、マンガンは二九倍というデータが出ています。

→つづく