こんにちは。
「アヒムサ健康法」からの転載です。(岡村 龍之氏提唱)
長年の腰痛で悩んでおられる方のお話です。
西洋医学をはじめ漢方的手法やカイロプラティックなど、ありとあらゆる方法を試みられたのですが、さっぱり良くなりません。
友人の勧めでアヒムサの活点操法をすることになり、数日毎に様子を電話で報告してこられました。
ところが、やはり良くならないのです。
電話の声はまことに不満そうで、とげとげしく、活点操法の非をならしたい気持ちが、ありありと見て取れる程でありました。
どうもおかしい。そんなはずはないのだが・・・という思いも当方にあって、つい、冷たく思い遺りのない突き放したような返事をしたこともしばしばでした。
しかし、こちらから遠隔操法してみますと、その時には歪がすぐとれるのです。
ただ、歪のとれた正体の持続力が如何にも短く思えました。
普通の場合なら活点操法の効果は大体一日位持続するのですが、この方は一時間ももたないのです。
次にお電話があった時に尋ねてみました。
「統一法やっておられますか?」
「ハイ、やってますよ」
木で鼻をくくったようなぶっきらぼうなご返事がかえってきてびっくりしたものです。
やがて原因がわかりました。年取ったお姑が同居しておられ、どうしても嫁姑の間がよくなかったのです。嫁の立場とはいえ、すでに還暦が近いのですから、理屈の上ではよくわかっています。
しかし、気持ちがおさまらないのです。ついお姑様を審いてしまい、自分自身の統一が破れてしまっていたのでした。
こうした怨念で統一が破れているような時にはさすがの活点操法の持続力も大きく障害をうけるようです。そのために、いつまでたっても腰痛が治らなかったのでした。
気付いてから数日後、明るい電話がありました。
「先生、心を入れ替えたら、腰痛がすっかり治りました」
さすがでした。伊達に年を取っていたわけではないのです。
見事に心を入れ替えられたのには感服したものです。
「病気」は氣の病です・・・でも、なかなか心を入れ替えるのは難しいそうですね。
とにかく、「天地いっさいのものに、和解して、感謝しましょう」
ありがとうございます。
田中伸侍